本件では、AML/CFTについて、金融機関の法人営業担当が実際に試験に合格した体験を記しています。
AML/CFTスタンダード試験とは
そもそも、AML/CFTとは、Anti Money Laundering/ Countering the Financing of Terrorismの略で、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策を意味しています。
マネー・ローンダリングとは、犯罪行為によって得た収益金の出どころをわかりにくくする行為を指します。
テロ資金供与とは、テロ行為に係る資金をテロリスト等に提供する行為を指します。
AML/CFTスタンダード試験とは、金融財政事情研究会が運営実施する試験であり、マネロンやテロ資金供与対策について主に金融機関の第一線(営業店)が理解すべき知識について問われるものです。
ですので、対象者は、銀行等預金取扱金融機関の営業店の管理者、窓口担当者等が想定されています。
申込
下記、金融財政事情研究会のホームページからアクセスして、CRT-Solutionsにウェブサイトから申し込みます。
本試験ガイド→https://www.kinzai.or.jp/kentei/5h7.html
本試験は、自身で申し込みをした任意のスケジュールに全国のテストセンターで実施をする形式です。
使用教材・勉強方法スケジュール
使用教材
教材は、金融財政事情研究会の下記公式問題集を使用します。
Amazon写真等
テキストはないため、体系的な理解には向いてないのですが解説も丁寧な印象です。
というより、これしか教材もない認識のため受験者全員がこちら活用してます。
勉強方法•スケジュール
使用するものは先述の問題集のみです。
私は、あまり知識のない状態でのスタートでしたが、10時間(2週間)で合格できたイメージです。
その中で、先述の公式問題集を2周周回しましたので、その実施方法について共有です。
※あくまで私の場合の共有なので、あくまでイメージとしてさらっとおながしください。
① 1周目
1問ずつ解きながら解答解説を確認しながら丁寧に進めていく。
関連する問題やテーマには立ち返りながら体系的に理解することを心がける。
② 2周目
2周目も、1周目同様に問題をとき解答を確認していく。
テスト範囲の全体感を振り返るように体系的に理解して各問題の理解をつなげていくイメージ。
その際に正誤について各問題チェックを付けていき、最後合格水準にあるか確認。
本番について
本番は、問題集通りの問題形式で、問題集に則って出題がなされました。
ただ、当然同じ問題が出るわけではないので、同じ論点でも違う問われ方がされるため、問題集の解説部分も丁寧に確認する必要があったと感じました。
感想
私は10時間(2週間)の学習で、合格点70点に対して76点と微妙なラインでしたが、合格点を取るためであればこの程度の学習でも合格はできる印象です。
一方で、あくまで私の場合ですが、問題集を2周周回したのみでは体系的な知識の構築には至らず、結局何のためのテストなんだっけとなっております、、
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